島のお便り -2024葉月-(初回8/18発売)
※今回の便は
8/18(日)・8/25(日)の2週連続
17:00に発売いたします。
次回便は、11月発売予定です。
※発売個数の増量により
ご購入制限数を無くしました!
大切な方への季節の挨拶や贈り物にも
是非、お選びくださいませ。
海と山に囲まれ
瀬戸内の穏やかな気候と
豊かな自然、肥沃な大地に恵まれた淡路島。
日本最古の歴史書「古事記」
その冒頭を飾る国生み神話
そこに記述された〝おのころ島〟
これこそが淡路島なのです。
日本のはじまりの場所でもあるこの島には
美味しい食べ物がたくさんあります。
玉ねぎ、牛乳、淡路牛..
みなさんがご存知の食材はもちろん
まだまだ知られていない名産品や
こだわりの詰まった食材が
たくさんあふれています。
淡路島は、
古代から皇室や朝廷に食材を納め
「御食国」とも呼ばれていました。
現在でも食料自給率は
100%を超えております。
そんなこの島のとっておきの食材を
もっと知ってほしい!
もっと食べてほしい!
そんな想いから
季節の島の旬の幸でつくる
おやつセットを
お届けすることにしました。
そして、ご一緒に
熱い想いとこだわりをそそぎ
その食材を手がけられている
素敵な島の方々もご紹介していきます。
淡路島に行ってみたい!
ここへ立ち寄ってみたい!
この農園さんの育てるものを食べたい!
そんな風に感じていただける
おやつになれば、嬉しく思います。
美味しいものを食べるひととき
それはたまらなく幸せな時間。
気づけば時間を忘れて
夢中になって食べてしまう。
食べ終わったら
ふわふわとした幸せな気持ちが残り
心にあたたかな灯がともる。
自分へのご褒美に
今日を頑張るための朝食に
なんでもない日の3時のおやつに
大切な方への贈り物に
島からの
季節の風をお届けいたします。
〔 長慶寺農園さんのパッションフルーツマフィン 〕
淡路島の北東部
淡路市 谷
海を見渡せる高台の地域に
大きなハウスがありました。
そして、そこから約1時間離れた
南あわじ市 榎列(えなみ)
その2拠点で農業をされている
長慶寺農園さんが育てていらっしゃる
夏の宝石
〝パッションフルーツ〟を
マフィンにすることにしました。
パッションフルーツの甘い香りと
眺望が相まって
ハウスに居る時間は
まるで南国の島に訪れたかのような
錯覚するほどの時間でした。
きっと、パッションフルーツを
食べたことがない
という方もいらっしゃるはずです。
くせになる
香り、甘み、
爽やかな酸味、
種のつぶつぶ感
7月末から、8月末の
約1ヶ月間にのみ収穫される
夏の恵みをご堪能くださいませ。
パッションフルーツとの出会い
今年でパッションフルーツの
栽培は5年目を迎えられます。
実は、ご近所の農園さんから
グリーンカーテンとして
挿木したのを分けていただいたものを
ハウスに植えたのがはじまり。
圧倒的な香りの良さと
元気が漲るパワフルさ、美味しさ、に
魅了されたのだそう。
朝日が昇り
日が早く当たるため日照時間が長く
風も少ないという気候が
適していたため
実はこのハウスでは昔
カーネーションが栽培されていました。
そのハウスを譲り受け
長慶寺農園として
ベビーリーフを栽培されていたのですが
パッションフルーツの栽培の方が
より適した気候と環境だったのです。
食べたいものを、日常の彩りに
長慶寺農園さんが育てるものは
自分たちが食べたいもの。
欲しいものしか育てない
そう決められています。
「これからも食べたいものが見つかれば
きっとそれを作るだろうし
目新しいものにも挑戦していきたい」
とお話してくださいました。
続けて
「それは決して
新しいもの好きというわけではなく
あまり食べたことのないものや
普段口にしないものが
日常の暮らしの中で食べられるだけで
少し心が豊かになる、
そんな存在になれたら。」
とお話してくださいました。
長慶寺さんが食べたいと感じられるもの
それは日常に彩りを加えるような
小さな幸せそのものなのです。
美味しく育てるために
美味しい実をみのらせるため
できるだけたくさん
かなりの頻度で枝ごと剪定をして
1つの実に栄養を行き渡るようにし
ずっしり感がある大きなものを
育てていらっしゃいます。
また、受粉作業は
花が咲いている暑い時間帯に
約1ヶ月ほどかけて
全て手作業でされています。
出荷時は
お好みのタイミングで食べられるよう
収穫後、なるべく早くお送りされています。
爽やかな甘酸っぱさを味わいたい方は
少し早めに
完熟させて甘さを味わいたい方は
しわしわになるまで寝かせて。
今回のマフィンには
じっくりと寝かせ
しわしわになり完熟を迎えた状態で
お作りをいたしました。
これまでとこれから
神奈川県出身の瑠美さんは
元々、広島のスーパースターファーム
梶谷農園さんにいらっしゃり
ハーブを栽培されていました。
そして、旦那様は
梶谷農園さんとも仲の良い
竹鶴酒造さんにいらっしゃいました。
自分の周りの方が
感銘を受けるような
美味しいものをつくれないかと
淡路島に移住し農園を開いて7年。
今では島内外問わず
たくさんの方に愛されており
こだわりを強く持つお店様へ尋ねると
長慶寺農園さんの名を目にすることも
少なくはありません。
そして、これから
農家をしながら
南あわじ市の拠点を中心に
どぶろく作りが本格的にはじまるのだそう。
こんな格好の農家
なかなかおらんやろ(笑)
と笑いながらも
これからの未来を愉快に真っ直ぐに
見つめていらっしゃる表情には
とても惹かれるものがあるのです。
ルビースター×チョコレート
美しい濃紅色をした
「ルビースター」という
ビタミンや葉酸などが含まれ
糖度も高いパッションフルーツ
このパッションフルーツを
じっくりと煮詰めた自家製ジャムを
たっぷり入れて焼き上げました。
1年の中でも最も人気と言っても
過言ではないほど
毎年ご好評をいただいております
生チョコマフィンと組み合わせました。
ひとくち食べると
ふわっと勢いよく
パッションフルーツの香りが
口の中に広がります。
中にはガナッシュもお入れしているため
チョコの甘さとパッションフルーツの酸味が
お互いに相乗効果で高めあい
濃厚でありながらも爽やかさを感じられます。
————————————————-
長慶寺農園
Instagram :https://www.instagram.com/chokeijinoen/
〔 市村農園さんの葡萄マフィン 〕
淡路島に「葡萄」
きっと、そんなイメージは無い
という方が大半でしょう。
淡路島の北部
淡路市野島常盤(のじまときわ)
約45年前、その地で
国家事業として観光農園を目指し
葡萄を植栽したことがはじまりでした。
高齢化により
軒数は減少しているものの
今でも、常盤では
葡萄園がいくつかございます。
話は変わり..
神戸の街のど真ん中
長田区で生まれ育った市村さん。
転々とさまざまな業種に触れ
日々を過ごす中で
「生きる」と「経済活動」が一緒にできる職
そんな職に携わりながら
暮らしたいという想いが強くなり
「農家」という道を考えられたのだそう。
淡路島の平岡農園さんにて
果樹についてを学んだのち
果樹を育てたいという想いから
無花果の植える畑を探しておられました。
その際、高齢のために
ちょうど園を手放すという方に出会い
それがこの葡萄園だったのです。
葡萄の栽培経験もなく
どこの誰かも知らない人に
何年も守ってきた園を譲るのは
本当に大丈夫なのか?と
当時尋ねられたそうですが
廃園になるより
続けてもらった方が嬉しいとのことで
山梨の葡萄園での研修を経て
継ぐことを決意されました。
あたたかい光をいっぱいに受け
色が濃くなり、実が膨れ
甘さを蓄える夏
秋に収穫のイメージの葡萄ですが
巨峰の系統「高墨」の枝変わりとして生まれ
8月に収穫が可能な早生品種
言わば早熟な巨峰「紫玉」(しぎょく)
市村さんが引き継いで7年
市村農園さんの葡萄を
今年もマフィンを通してお届けいたします。
ひとりの手で
朝から夕方まで
1日約12時間、もくもくと。
引き継いで6年
だれの手も入れず
ひとりだけでされています。
あのレストランの
あのシェフの味が食べたい
あのたこ焼き屋の
あのおっちゃんが焼くたこ焼きが食べたい
そう感じるのと同様に
「にいちゃんのが食べたい!」
そう声をかけていただけるような
作り手になりたい
その人が持つ人柄と
つくるものは繋がっていると思うから。
だからこそ、
誰かの手で触れたものではなく
あくまで自分だけが触れた
葡萄をお届けしたい。
簡単ではないことを
真っ直ぐに語るお姿に
この方が手がける葡萄を食べてみたい..
単純に、そう思うのです。
と、その心は普段
心の中にしまっておられていて
周辺の農家さんのことを
常にすごい、そんなことできない、
と終始謙遜されていたり
ふわふわ、ゆるゆると
独特な空気感を表現され
おおらかで穏やかな心をお持ちで
とにかく面白くて、ユニークな方。
そのお人柄、空気感、心が
同じように葡萄にも
詰まっているのだと強く感じました。
カマキリとイノシシのお話
日々、農作業をしていると
よく虫たちと遭遇するのだそう。
その中でも
よく出会うのがカマキリ。
ある日、葡萄を目の前にしたカマキリに
「食べてくれんの?」と尋ねると
「うん」と言わんばかりに
かまをふったそうだ。(威嚇とも言えるが..笑)
その出来事から
葡萄作りではあまりないと言われる
殺虫剤不使用で栽培をすることを決意。
その他、除草剤も化成肥料なし。
循環を考え、生態系を壊さないよう
手で虫をとっていく。
銅剤を散布する道具と草刈機以外には
基本、機械は使用せず
あとは全て手作業
そして〝ハサミのみ〟での仕事。
こつこつ、こつこつと
農家、食べる人、地球にやさしい
を考え取り組まれている。
と、今年も1年
じっくりと育てて
さぁ収穫!と思ったその時
開園以来初めて、
イノシシに何十個も食べられてしまい
仕舞いには、枝や幹も一部
折られてしまった。
今年は例年以上に実の付き数が多く
喜んでいた矢先の出来事だったそう。
さすがに..と
いつも前向きな市村さんも
落ち込まれている様子でしたが
〝それでもこうして
求めてくださる方が居るから〟と
それが続けられる理由だと話してくださいました。
大々的に宣伝はされていませんが
口コミが広がり
そのおいしさから個人・お店を問わず
リピーター様が特に多い市村農園さん。
貴重な数少ない葡萄を
「いただきます。」
第1便と第2便で品種が変わる
粒が大きく
果汁が多い紫玉を
第1便では使用いたしますが
第2便では
藤稔とピオーネを交配して誕生した
ブラックビートという名の品種を
使用してお作りいたします。
収穫時期が2週間ほど変わると
同じ極早生種でも異なる葡萄になるのです。
1便か2便か、
お好みの便をお選びくださいませ。
はちみつを入れたしっとり生地に
コトコト煮込んで作ったジャムを入れ
上にはスライスした葡萄とジャム
クランブルを乗せて焼き上げております。
葡萄収穫時期には
ご連絡がつき次第
他の品種のご購入も可能です。
冒頭で、市村さんが
神戸の長田ご出身
というお話をしましたが
1995年の阪神淡路大震災の影響が
長田区は特に大きな地域で
実家が全焼したそうです。
それにもかかわらず
まわりまわって
その時の震源でもある断層
野島という場所で農業を営んでいること
また、この葡萄園に
初めて葡萄を植えたのが
1978年の9月
市村さんが生まれたのが
1978年の9月
そんな不思議なご縁が重なり
今があります。
1年に1度しか収穫できない果物
大事に大事に育てて
一瞬で無くなる
でも、それももうあとどれだけ多くとも
40回ほどしかできないこと
その中でどんなドラマが生まれるのか
どんな葡萄が誕生するのか
市村さんが楽しみだとおっしゃるのと同時に
私たちも楽しみなのです。
————————————————-
市村農園
TEL : 080-3823-9260
※販売場所はご予約時にお確かめ下さいませ。
〔 ブルーベリーヒル淡路さんのブルーベリーマフィン 〕
淡路島の夏
今年もあの食材を求めて
淡路島の北へ。
緑の小径を抜けた先
黄色い旗が目印の
ブルーベリーヒル淡路さん
林田さんへ会いに行ってまいりました。
名前の通り
淡路島でブルーベリーを
栽培されている農園さん。
なんと農業経験がゼロではじめられ
全36品種、約1000本もの
ブルーベリーを育まれています。
なぜ、そんなに本数が多いのか
というと
実はブルーベリー狩体験を主に
されている農園さんだから。
訪れた人が
〝自身の手で収穫し、味わう〟
そのような 観光農園をしたい
その想いから
淡路島へ移住され
この地でブルーベリーを育てることに
決められたそう。
この日も暑い中、たくさんの方が
ブルーベリーを摘まれておりました。
暑いからこそ、
果汁たっぷりのその一粒一粒の果実が
身体へ沁み渡ってゆきます。
1年の半分を剪定時間に
いちごやトマトなどを育てるような
養液栽培という名の栽培方法で
ブルーベリーを育ててらっしゃいます。
この方法にすると
地植えをするよりも
安定して味が統一できるのが特徴。
しかし、
大変なのが剪定です。
一年に3回ほど
約2ヶ月ほどをかけて
剪定を行うそうです。
ブルーベリーは
1本の木でなる実の量が決まっており
この剪定に時間をかけることで
実が大きく美味しくなるのだそう。
想像するだけでも大変ですが
このお手間とひとつひとつが
果実にとって
とても大切なのだそう。
その場でいただいた
プチっとはじけて
程よい甘みと酸味が
じゅわ〜っと広がる
採れたての感覚
その感覚を少しでも
皆様にも味わっていただきたく
当初ジャムにする予定だったのを変更し
果実そのままもお入れすることにしました。
晩生品種「ラビットアイ」
きっと、ご存知ない方が
ほとんどかと思いますが
ブルーベリーにもたくさんの
品種があります。
以前、使用させていただいた際は
皮が薄く、甘さと濃さが控えめで
水分が多く、みずみずしい
「ハイブッシュ」という名の
早生品種の果実でした。
今回、使用するのは
晩生品種のラビットアイ系
ラビットアイの中にも
幾つかの種類があり
微妙に個体差はありますが
基本的に味が濃厚で
糖度が高く、種の粒感を楽しめる
甘味を蓄えた果実です。
ガブっと大きな口で
かじっていただくのもよし
小さな口でひとつひとつの
果実の味をお愉しみいただくのもよし
真夏の爽やかな島の香りを
味わっていただけると幸いです。
ブルーベリー × ミルク
淡路島牛乳でつくったミルクジャムを
生地に混ぜ込み
中にはじっくり煮詰めた
ブルーベリージャム
そのままのブルーベリー
そして、ミルクジャムを入れ
さらに上にも
ブルーベリージャム
そのままのブルーベリー
ミルクジャムを乗せて
焼き上げました。
少ししっとりした生地と
ブルーベリーの甘酸っぱさと
程よいミルクのやさしい風味が
相性抜群なマフィンです。
————————————————-
ブルーベリーヒル淡路
〒656-1726
兵庫県淡路市野島常盤1015-18
HP : https://bbh-awaji.com
〔 粂川農園さんのトマトスコーン 〕
淡路島の南
南あわじ市 / 中条中筋
国道から山手に向かい
車を数分走らせると
民家と玉ねぎ小屋
そして一面に田んぼ
という穏やかな風景が広がる。
近くには蛍の生息でも知られる鮎屋の滝や
いくつかのダムがあり
オニオンロードという道もあるほど
かつてより農業が盛んな地域。
そんな場所に
なんと、28代続く農園があります。
詳しい情報はお寺が焼けたことで
消失して分からないそうですが
1代が約20年だとしても
500年以上。
今回、そんな代々守られてきた
農地で育てていらっしゃる
数々のお野菜の中から
夏の終わりに完熟を迎えるトマトを
スコーンにしてお届けすることにしました。
お米&玉ねぎ農家がつくるトマト
実は、粂川農園は
お米や玉ねぎを主に栽培されています。
代々続く中で
現在、お持ちの田畑の合計数は
脅威の約10町(ちょう)。
甲子園球場が2つと半分ほどの
広大な田畑を管理されております。
お米は淡路島の気候に合う
4つの品種を育てられており
食味検査で全国平均75点以上が
美味しいとされるなか
80点以上のお米を選抜して出荷されています。
水、土、光と向き合い
兵庫県お米甲子園コンクールで
過去2度の銀賞の受賞者でもあります。
そのほか、玉ねぎを数品種と
オクラ、レタス、とうもろこし、大根、
ブロッコリー、白菜、キャベツなど
数々のお野菜を栽培されており
島内外へお届けされております。
今回ご使用させていただく
トマトを含め
どのお野菜にも共通していて
特に力を入れられているのが
「土づくり」
長い経験と圧倒的な数量、
それらを繰り返すことで
培われてきた技術と勘が
どのお野菜にも行き渡り
生命力に溢れたものが実るのです。
自然への感動を胸に育てる
命は、食が育むもの。
日々を歩む元気の源のような
お野菜をお届けできたら
暮らしのお役に立てたらと
願いを込めて日々自然と向き合われています。
お客様の「食べたい」を
翌年に向け形にされたり
アレルギー反応がでないよう
育てられたりと
日々、そのお野菜を食す
皆さんに寄り添われているからこそ
リピーター様も多く
そのお姿が若手の農家さんにも響き
周囲の地域には約10名ほどの
お弟子さんがいらっしゃるのだそう。
特に力を入れていると
上部にもお記ししていた
「土づくり」
淡路島の元気な牛さんから出来る
堆肥にアミノ酸有機肥料や天然有機物
酵素菌をバランスよく土に混ぜ
育ちやすい土を作られております。
土づくりのモットーは
〝腐葉土に近い土づくり〟
「良い根」をつくるための
良い土づくりをと
真っ直ぐな心で手を添えて
〝受け継ぎながらも、変えてゆく〟
こんな農園があったらいいなという思いを
少しづつカタチにされておられます。
濃厚で糖度の高い「アイコ」
ミニトマトの中でも
果肉が厚くしっかりとしている
縦長の楕円形のトマト
「アイコ」を使用することにしました。
まるで果物のような糖分の高さと
トマト本来の酸味を備え持っている
バランスのいいトマトです。
カルシウムを入れ
よりエネルギッシュに
そしてアイコが持つ素材の味を
濃厚に感じられるよう育てていらっしゃいます。
赤と橙
2色のアイコを使用して
塩気のあるスコーンをお作りしました。
淡路島の藻塩を振りかけて
オーブンでじっくりとセミドライにして
旨味を閉じ込めたトマトを
生地にたっぷりと混ぜ合わせ
更にフレッシュのトマトを
乗せて焼き上げました。
トマトとの相性を考え
少しだけ甘めのスコーン生地に
パルメザンチーズで風味付けして
仕上げたスコーンです。
————————————————-
粂川農園
住所:兵庫県南あわじ市中条中筋719
TEL:090-3860-8165(0799-45-1592)
onlineshop : https://kumekawafarm.com
Instagram : https://www.instagram.com/kumekawafarm/
※その時々にあるお野菜を事前にお尋ねください。
〔 うかspice+さんのハーブパウンドケーキ 〕
冒頭で、淡路島には
美味しいものがたくさんある。
とお話をしましたが
そんなこの島で
年間200種近い固定種野菜とハーブ、
スパイスを栽培されている方がいます。
〝うかspice+〟さん。
肥料も、農薬も
除草剤も使わない
「自然栽培」という栽培方法で
力強い植物を育てられています。
今回は
「ミント」を使用することにしました。
こぞらのおやつで
毎年梅雨終わりから、秋口まで
毎年ご好評をいただいているドリンク
モヒート(ノンアルコール)
そのモヒートの美味しさの秘訣は
香り高く、力強い「ミント」
通称、モヒートミントと呼ばれる
「イエルバブエナ」という名のミントを
使用してお届けしております。
そう、そのミントこそ
うかspice+さんのミントなのです。
ミントを細かく刻み
レモンと一緒に生地に混ぜ込みました。
爽やかな夏の終わりの風のように
鼻にすーっと通るミントの香りと
甘酸っぱいレモンが合わさり
すっきりとお召し上がりいただける
パウンドケーキです。
植物たちと会話をする
目に見えないもの。
「第六感」
これをきっと私たちと同じで
植物たちも感じていると思う。
だから、
〝育てる側の心〟を大切にしています。
とお話をされていました。
整った心と身体で
畑の野菜、植物たち
果物、ハーブと接するようにしている。
その気持ちが
味として、表現されていく。
お料理を作る時も
人と話す時も
何かを贈る時も
そこへ気持ちが入り込むと
伝わるものがある。
きっと皆さんも
そんな体験をされたことが
あると思います。
植物は、喋れないけれど
植物たちの心を読み取れるように
会話するようにしているそうです。
常に細かく観察して
気持ちを込めてつくることで
おいしいものが育つ。
「生きていく中で一番大切なことって
自分が一番いいコンディションでいること
じゃないですか?」
「一人一人が
食べたあとで、ほっとしたり
癒されたり、笑顔になったり
そんなシーンを
ハーブを通して届けられたら
と思ってつくっています」と。
実際、育てる人によって
同じ株や種を使用していても
見た目も異なって育っていくそうです。
不思議ですよね。
よりそれぞれのハーブの
個性が活きていくようにと
日々おまじないをかけながら
植物たちと会話をしていくのです。
今いる場所の良さを再発見
以前、島のお便りのお届け時に
島内で拠点を変えられる
というお話をしておりました。
たくさんの場所や物件を
探されている中で
今していることを
再度見つめ直し
大きな農地をひとつ手放し
より栽培する種類を絞ることにされました。
すると、再発見があたっそうです。
もう一度
今ある場所を見渡した時
その場所の本当の良さに気付かれたのだとか。
やはり拠点を変えずに
今ある場所を開拓し
農園に整備したり
ワークショップができる
お部屋を設けたりしよう
と終わらない旅がはじまりました。
みるみるうちに
農園も整えられ
美しいハーブたちが
たくさん植っておりました。
これからも変わってゆく
農園をお楽しみにしていてください。
ミント「イエルバブエナ」
ミントは地中海沿岸やアジア東部が原産で
現在は、約40種類ほど
存在すると言われているハーブです。
ヘミングウェイが愛したとも言われている
本場キューバのモヒートに使用される
イエルバブエナという名のミントを主役に
パウンドケーキをお作りいたしました。
「メントール」という成分により
清涼感のあるミントは
古代ローマや古代エジプトで
使用されていたことも文献に残っており
中世ヨーロッパでは薬草としても
使用されてきた万能薬とも言えるハーブです。
期待される効能と作用
・整腸作用
・殺菌作用
・鎮痛作用
・美白効果
・リフレッシュ効果
さて、次回の便は
どんなハーブが選ばれるのか。
その季節ごとに
旬のハーブやお花、スパイスを変えて
お届けしておりますので
その時々の島の香りを
お楽しみにしていてくださいませ。
————————————————-
うかspice+
HP : https://ukaspice.com
Instagram : https://www.instagram.com/uka_spice/
素材へのこだわり
主の食材だけでなく
マフィンを構成する素材にも
島の恵みやこだわりの食材を使用しています。
牛乳は、淡路島牛乳を。
淡路島の豊かな自然環境で育った
乳脂肪が3.5%以上の
乳牛から酪農家が搾った
新鮮で良質な原乳のみを使用しております。
また搾乳から生産までを
最短時間で処理しているため
牛乳本来のまろやかな甘みと豊かなコクが
特徴の新鮮で美味しい牛乳です。
卵は、淡路島・北坂養鶏場のもの。
日本でたった6%しかいない
「純国産鶏」の新鮮な卵を
養鶏場から直送して頂いています。
小麦粉は、
北海道産のものを使用。
丁寧にふるいにかけることで
なめらかな仕上がりになるのです。
全てが、絶妙な分量で重なり
おおきくて、あたたかな
こぞらのマフィンができあがるのです。
販売とご注意点
【オンライン限定商品】
今回の便は
8/18(日)・8/25(日)の2週連続
17:00に発売いたします。
・長慶寺農園さんのパッションフルーツマフィン
・市村農園さんの葡萄マフィン
・ブルーベリーヒル淡路さんのブルーベリーマフィン
・粂川農園さんのトマトスコーン
・うかspice+さんのハーブパウンドケーキ
焼菓子5点セット
(マフィン3点+スコーン1点
+パウンドケーキ1点)
※5点入りの箱にお入れしてお届けいたします。
8/18(日)発売分は、8/23(金)の発送
8/25(日)発売分は、8/30(火)の発送
でお手配いたします。
※時間のご指定は可能ですが、
日の設定はできかねます。
5点セットの中身の種類はお選びいただけません。
こぞらのおやつセット(3・5・8個セット)と同時注文可能です。
この場合、冷蔵か冷凍かを同じものを選択してください。
※別の表記でご注文いただいた場合、賞味期限を考慮し、
冷凍便でお届けします。
※もちろん、雑貨との同時購入も可能です。
商品について
*お客様のご都合による返品・交換はお受けできません。
*商品に不備があった場合は、商品到着後3日以内にご連絡ください。
返品・交換のご案内をさせて頂きます。(こぞら荘 0799-70-4582)
*送料は別途発生いたしますが、
チルド代金は商品代に含まれております。
保存とお召し上がり方について
保存について*個包装フィルムのまま、冷蔵・冷凍で保存ができます。
冷蔵庫で2日。冷凍庫で2週間程度が目安です。
*乳製品や卵などを使用しておりますので、お取り扱いにはご注意願います。
*マフィンのフィルムを剥がし、
ラップに包んで電子レンジ500Wで20〜30秒ほど温めてください。
触れるとほんのり温かいくらいがおすすめです。
種類によって若干違ってきますので、手で確かめながら微調整をお願いします。
*スコーンの場合は、電子レンジ500Wで20秒ほど温めた後、
トースターで1分程度焼くと美味しくお召し上がりいただけます。
*冷蔵庫から出してすぐは生地がやや硬くなりますので、
30分ほど常温に戻すか、温めてお召し上がりください。
*凍ったままのマフィンのフィルムを剥がし、
ラップに包んで電子レンジ500Wで50秒ほど温めてください。
種類によって若干違ってきますので、手で確かめながら微調整をお願いします。
*自然解凍(2〜3時間ほど)でも美味しくお召し上がりいただけます。
直射日光を避けて解凍し、夏場は冷蔵庫に入れて半日ほど解凍するか、
レンジでの解凍をお願いします。
*スコーンの場合は、電子レンジ500Wで40秒ほど温めた後、
トースターで1分程度焼くと美味しくお召し上がりいただけます。
*自然解凍(2〜3時間ほど)の場合は、
解凍後にトースターだけでも美味しくお召し上がりいただけます。