島のお便り -2022冬便-

※冬便は完売いたしました。
ご注文ありがとうございます!
次回は、4月に「春便」を発売予定です。

海と山に囲まれ
瀬戸内の穏やかな気候と
豊かな自然、肥沃な大地に恵まれた淡路島。

日本最古の歴史書「古事記」
その冒頭を飾る国生み神話

そこに記述された〝おのころ島〟
これこそが淡路島なのです。

日本のはじまりの場所でもあるこの島には
美味しい食べ物がたくさんあります。

玉ねぎ、牛乳、淡路牛..
みなさんがご存知の食材はもちろん

まだまだ知られていない名産品や
こだわりの詰まった食材が
たくさんあふれています。

淡路島は、
古代から皇室や朝廷に食材を納め
「御食国」とも呼ばれていました。

現在でも食料自給率は
100%を超えております。

そんなこの島のとっておきの食材を
もっと知ってほしい!
もっと食べてほしい!

そんな想いから
季節の島の旬の幸でつくる
マフィンとスコーンのセットを
お届けすることにしました。

そして、ご一緒に
熱い想いとこだわりをそそぎ
その食材を手がけられている
素敵な島の方々もご紹介していきます。

淡路島に行ってみたい!
ここへ立ち寄ってみたい!
この農園さんの育てるものを食べたい!

そんな風に感じていただける
おやつになれば、嬉しく思います。

美味しいものを食べるひととき
それはたまらなく幸せな時間。

気づけば時間を忘れて
夢中になって食べてしまう。

食べ終わったら
ふわふわとした幸せな気持ちが残り
心にあたたかな灯がともる。

自分へのご褒美に
今日を頑張るための朝食に
なんでもない日の3時のおやつに
大切な方への贈り物に

島からの
季節の風をお届けいたします。

〔 花柚子と白餡のマフィン 〕

淡路島の真ん中
瀬戸内海に面する西の港町
五色町 / 都志

小川がながれ
田園風景が広がり
海の風が靡く場所で

自然栽培をされている
森本自然農園。

以前、さつまいもを
島のお便りの食材として
使用させていただいた際は
穏やかな風が吹いていたのですが

実は、冬の淡路島の西側は
皆さんが想像する
穏やかな瀬戸内海ではなく
強い風が吹いている日が多いのです。

そんな冬の風を受けない
森本さんにとっての
大切な場所に実がなる柚子を
使用させていただくことにしました。

とっておきの思い出の場所

森本自然農園では季節ごとに
数種類の食物が育てられています。

この五色地区では
農家さんの高齢化がすすみ

後を継ぐものもいず
使用されなくなってしまったり
面倒を見切れなくなってしまった
そんな田畑が増えているそうで

そのお声にもこたえ
あらゆる田畑を守りながら
農業をされています。

その為、田畑は1箇所ではなく
さまざまな場所に点在しています。

各場所を行き来するのは大変ですが
点在しているからこそ
いいこともあります。

それは、その土地柄です。

どの食物が、どの場所と
相性がいいか。

それを見極めて
あらゆる農作物を
育てられているのです。

その中でも
今回、使用させていただく
柚子がある場所は特に大切な場所です。

木々や植物が
いきいきと伸びる先に

その木は、冬の強い風にも
守られている竹林の中に佇んでいました。

そこは、森本自然農園ではなく
かつてから森本家の
日々の暮らしを支える
お野菜や果物を育てていた空間

お家から少し離れてはいるものの
森本さんが幼い頃
学校から帰ってきて暗くなるまでの時間や
おやすみの日には
この場所へ駆けつけていたそうです。

数分、この場所でお話をしていたのですが
なぜかとても落ち着き
隠れ家に居るような心地でした。

「今は、もう全然ないけどね
 昔はね、」と
たくさんのお野菜や果樹があったことを
お話してくださいました。

きっと、家族や暮らしを思う
あたたかさや優しさが
漂っていたような気がします。

〝花柚子〟という小さな柚子

約30年ほど前に植えられた
立派な木から採取してくださいました。

素材が持つ本当の味

「自然栽培」とは
肥料も農薬も、除草剤も使用せずに
栽培をする方法のこと。

柚子の木の下草は
他の農作物に比べ
まだ管理が簡単だそうだが

同時に折れた枝などにも
余分な栄養が渡らないよう
チェックをして木を綺麗にしているそう。

この小さな手間と愛情がそそがれ
育つからこそ特別美味しいのです。

どう、美味しいのか?

それは、その食物が本来もつ
味の美味しさ。

肥料を使用しないことで
雑味がなく、素材本来の味を
引き出すことができるのです。

それが自然栽培の良さ。

目一杯、力強く育つ
森本自然農園の他の食材たちも
ぜひお召し上がりいただきたいです。

和菓子のようなマフィン

果皮ごと刻んだ柚子を入れ
ほんのり柚子の苦さを感じる
生地をまず作ります。

その中に、擦りおろした果皮と
少しの生クリームを混ぜた
白あんを入れていきます。

焼いている途中に、
柚子の輪切りを乗せ
もう一度焼いて完成です。

和菓子のようなマフィンを目指し
いつものマフィンよりも
しっとりと仕上げてみました。

果実に砂糖を足すこともせず
柚子を丸ごと
そのまま使用しておりますので
甘すぎず、適度な苦さもあり

そして何より
ふわっと香りが抜けていくのが特徴です。

————————————————-
森本自然農園
〒656-1304
兵庫県洲本市五色町都志万歳307-2
TEL : 090-8377-9815


〔 高原いちごマフィン 〕

淡路島の北西部
海が見える場所にある
標高の高い長畠高原。

非常に穏やかで、美しい地域ですが
淡路島に暮らす人々でも
なかなか足を運ぶことがない場所です。

その地に生まれ育ち
長畠高原葡萄園と
長畠高原苺園を営む

森さんが育てられている
農薬未使用の完熟のいちごを
使用させていただくことにしました。

家業を継ぐきっかけ

長畠地区に生まれ育ち
その後、仕事で島を出られた森さん

家業としては
かつては椎茸栽培をされており
ちょうど島外へ出る頃
お父様が葡萄園をはじめられたそう

その後、大阪で
ワインの販売をされていた森さんは

帰省の度
そのワインの原料でもある
葡萄がやはり特別なものに見えてきて

「やっぱり勿体ない..
 継ごうか」という想いで
故郷へ戻ってこられました。

ちょうどそのタイミングで
お父さまが憧れていた苺栽培も
はじめることに..

それから月日が経ち
葡萄園は30年
苺園は18年を迎える。

もし、あの頃
森さんがその想いで故郷へ
戻ってこられていなかったら

今、口にしていることは
なかったのかもしれない
そう考えるとより特別で大切で
幸せなことに感じるのです。

とある品種を届ける

いくつかの苺を育てる中
ある品種と出会われました。

「かおりの」
という名の品種です。

作り手によっては
味が無くなってしまうため
微かなコントロールが必要だそうで

そのため、昔は人気だったが
現在はあまり評価されていない品種です。

しかし、その「かおりの」に魅了され
長畠高原であれば、きっと
最良な育て方が見つかる

そう信じ、
研究と試行錯誤を重ね
その品種だけに合わせた
環境作りをされてきました。

現在でも「かおりの」のみを
育てられています。

「かおりの」をいい苺にする
それが森さんの目指されている
苺園なのです。

「かおりの」は酸味が少なく
香りが強く、上品な甘さが特徴です。

その特徴を表現するため
可能性のあることは全て貪欲に試し
今でも少しずつ変更をしつつ
栽培をされています。

特に注力されているのは
良質な液体肥料です。

一粒一粒に栄養とおいしさが
いきわたるよう、
制限したり、充分に与えたり

何年も育ててきて培った統計を
「かおりの」を想う情熱として
注いでいくのです。

そして、続けて
こうお話をされていました。

〝まずは美味しいと思っていただかないと
 この場所までは来てもらえない
 生まれ育った場所に足を運んでほしい
 だから、美味しいものをひたすら追い続け
 美味しい苺になるようにと
 思いながら日々育てている〟

完熟と収穫へのこだわり

淡路市のふるさと納税品にもなっている
長畠高原苺園のいちごは
繰り返しご注文をされる方が多く

お話をしている最中にも
受け取りに来られている方が
いらっしゃいました。

人気の秘訣は
「完熟」と「収穫」にも
隠されています。

一般的ないちご農家さんが
3日に1回の収穫のところ
ほぼ毎日収穫されています。

しかも、完熟ギリギリまで
収穫を待たれるそうです。

完熟を過ぎてしまうのも×
早く収穫しても×
ベストな完熟具合で収穫するためには
〝毎日〟の収穫が必須になってくるのです。

そのため、少し判断を誤り
完熟しすぎてしまって
収穫できないなんてこともあるそうですが
一般的な苺農家さんでは
あまりない出来事なのだそう。

やはり、美味しさの裏側には
なにかの努力が隠れているのです。

いちごをそのまま

みずみずしいいちごを
しっかりとマフィン生地と
合わせる為
まず濃縮いちごを作ります。

旨みをギュッと詰めた濃縮いちごを
生地に混ぜ合わせたら
可愛いピンク色の生地が完成。

生地の真ん中に
半分にカットした苺を
そのままいれて
スライスいちごを上にも並べます。

そこへクランブルを
パラパラと散らして焼きあげます。

拘りのこもったいちごを
シンプル且つ
より味わっていただけるように
仕上げております。

————————————————-
長畠高原苺園
長畠高原葡萄園
〒656-1733
兵庫県淡路市長畠785-3
TEL : 0799-82-1092
HP : http://nagabatake.com/index.htm


〔 ジンジャーチャイマフィン 〕

こぞら荘 / 山の上の雑貨店でも
お取り扱いをさせていただいている
ジンジャーシロップを
手がけておられる
新六ファームの瀬合さん

淡路島の北東部
穏やかな大阪湾の海沿いに
小さな街が密する久留麻地区

その地に生まれ育ち
東京で40年を過ごした後
本当に美味しい野菜をつくりたい
そんな熱い想いを掲げ

9年前に淡路島に帰ってこられ
家業である農業を継ぎ
9代目となりました。

もしかすると
この代で途切れてしまうかもしれない
そんな危機のせまる状況下でも

毎日楽しく、豊かに
そして愛情を込め
化学肥料を一切使わずに
栽培をされています。

そんな瀬合さんの新生姜を
使用させていただくことにしました。

新生姜へのこだわり

秋ごろに収穫を迎える生姜ですが
その時期に収穫する
いわゆる「新生姜」のみで
瀬合さんは全てを収穫してしまいます。

そこにはこだわりがあり
まずは、新生姜の方が
通常の生姜よりも辛味成分が少なく
適度な辛さが美味しいから。

また、色も美しく
一般的な生姜は黄色がかっているが
新生姜は白や薄ピンク色をしているから。

そして、何より
美味しいシロップを作るため。

ほとんどのシロップは
薬品の風味がしたり
他の柑橘の味が濃かったり
辛すぎたりするそうで

素直な味で、マイルドで、飲みやすい
そんなシロップをつくるため
新生姜にこだわっているのです。

そして、生姜の保存温度にも
理由があり
13度〜15度の一定温度で
保存をしなければならなく

一定の美味しさを保つために
新生姜を収穫後、すぐにスライスし
冷凍保存することで
美味しい生姜を届けることができているのです。

化学肥料を一切使わない

新生姜のみならず
白菜、ブロッコリー、キャベツ
カリフラワー、レタス、キュウリ、水菜
ワサビ菜、ネギ、蕪、ほうれん草

落花生、人参、大根、ニンニク、春菊
ニラ、分葱、絹さや、イチゴ、玉ねぎ
大豆、黒豆、小豆、里芋、クレソン、
サツマイモ、自然薯など..

数えきれないほどの野菜を
全て化学肥料を使用せず
発酵堆肥を使用し栽培されています。

分析をして、辿り着いた栽培方法
こうすることで、えぐみが少なく
雑味のないすっきりとした味わいの
野菜たちが誕生するのです。

田畑を変えながら

生姜は連作ができないため
同じ畑では
3年に1度しか栽培をされないそう。

そのため、毎年
栽培する田畑を変えながら
その地の水を使用し
育てられています。

昨年、栽培された場所と
今年度、栽培される場所を
案内していただいたのですが

海が遠くに見渡せて
木々の揺れる音が聞こえ
空気がとても澄んでいる場所で

思わず長居をしてしまったほど
心地がよく

昨年は、コウノトリが
羽を安めに来たほど
穏やかで、環境の整った
場所でした。

主役であり、脇役でもある生姜!

そのままを味わっていただきたく
新生姜はシロップ漬けにはせず
生の生姜を刻み

そこへ、シナモンとカルダモンを
少し控えめに混ぜ合わせて
生地をつくります。

また、生地に入れる水分は
淡路島牛乳を使用してつくった
ロイヤルミルクティーにしており

マフィンを食べた時に
ジンジャーチャイの味になるよう
試作を重ね
それぞれの分量を調整しました。

さらに、仕上げには
スライスの生姜をのせて
焼きあげています。

レシピだけをみると
生姜がきつそうな気がしますが

瀬合さんの生姜は
主役でありながら
新生姜ですので辛くなく
マイルドで爽やかな味で

生姜が
主役も脇役もこなし
全体も調和してくれており

瀬合さんの新生姜らしさを
感じていただけます。

————————————————-
新六ファーム
〒656-2311
兵庫県淡路市久留麻632
HP : https://shinrokufarm.mystrikingly.com


〔 完熟レモンスコーン 〕

こぞら荘から車で15分
淡路島の真ん中に位置し

普段から焼菓子やドリンクに
使用している蜜柑やライムで
大変お世話になっている
平岡農園。

木々のトンネルのように
木漏れ日がふりそそぐ
小道の先にある
大きな果樹園。

元々は、漁師さんだった
おじいさんが山をお持ちで
その地で家族で小さくスタート
されたのが起源だそう。

淡路島で約60年
レモン狩りやみかん狩りの
収穫体験もできることから

島民だけでなく
全国から愛されている農家さんなのです。

早摂れのグリーンレモンの季節を終え
一般的に目にする黄色いレモンになり
その中でも完熟を迎えたレモンを
使用させていただくことにしました。

こだわりのアレンユーレカ

「レモン」ときくと
広島県のしまなみ海道の生口島を
想像される方も多いかと思いますが

同じ瀬戸内の島である淡路島も
温暖な気候や島独特の環境により
レモンを育てるのにピッタリなのです。

「ワックス不使用」
「防腐剤不使用」
「防カビ剤不使用」
「除草剤不使用」と
こだわり抜いた平岡農園のレモン。

こだわりは
栽培方法や選別にもあります。

「草生栽培」という
雑草と共生させることで
農薬の使用量を最低限に抑えるという方法で
木々の周りに草を生やすことで
豊かな土壌ができるのです。

そのため、栄養分が豊富で
美味しいだけでなく
ミネラルが豊富で栄養価も高い
レモンが出来上がるのだそう。

さらに、あまり知られていませんが
レモンの木にはトゲがあり
これがやっかいだそう。

風が吹くと
このトゲで実や葉が傷つき
「かいよう病」
という病気になるそう。

これを防止するために
1つずつトゲを取っているのです。

そして、最後の選別の工程。
実はレモンは硬く強そうに見えますが
意外と衝撃に弱く
傷みやすいのです。

この衝撃を与えないように
ひとつひとつ手作業で選別をし
更にひとつひとつ布で
手磨きをするそうです。

レモンは、皮表面に
天然オイルを出していて
磨くことで輝くレモンに
仕上げられるそう。

とんでもないこだわりの数々。

それは、
美味しいものができるのも納得。

平岡農園さんでは
「アレンユーレカレモン」
「マイヤーレモン」
という2種のレモンを栽培されておりますが

皮まで使えて
美味しく

香りが豊かで
お菓子作りにピッタリ!
と言われている

「アレンユーレカレモン」を
使用してつくることにしました。

包丁で切っているだけで
ふんわりと周囲に
レモンの香りが漂うほど
香り高いレモン。

このレモンで作るマフィンが
美味しくないわけがありません。

淡路島と柑橘

淡路島は、晴れの日が多く
雨が少ない温暖な気候の島。

世界有数のレモンの産地である
地中海沿岸地方の地中海性気候に
近いと言われます。

この天候こそが
果樹栽培には適した気候なのです。

雨が少ないと
味が濃く、美味しくなり
日照量が多いことで
糖度があがり甘い実ができます。

そしてもう一つ
淡路島は周りを海に囲まれた島。

海から吹く風で
海水に含まれる微量成分や
ミネラルが果樹の木運ばれ

それを支える土は
とても肥えた豊かな土壌となります。

淡路島の
太陽、海、風、大地の恵みこそが
果樹たちの美味しさの秘密なのです。

甘味と酸味のハーモニー

やさしい味のミルクスコーン生地に
アレンユーレカレモンが
ふわりとちょうどよく香る量の
表皮と果汁を生地に混ぜ込みます。

最後に一枚の
レモンスライスを乗せて
焼き上げていきます。

このレモンスライスを
砂糖漬けのレモンスライスと
そのままのレモンスライスの
どちらを乗せるか何度も悩みましたが

レモンの下の酸味が濃くて
とても美味しく
そのままのレモンスライスを
乗せることにしました。

そして、そのバランスに合うよう
ミルクスコーン生地を
いつもより少し甘くしました。

レモンスライスをかじって
スコーンをひと口食べてと
交互に食べながら

レモンの香り高い酸味と
レモン風味のスコーンの
やさしい甘味のハーモニーを
ご堪能くださいませ。

————————————————-
平岡農園
〒656-0012
兵庫県洲本市宇山451
TEL :0799-22-2729
HP : https://www.hiraokanouen.com/?mode=cate&csid=0&gclid=Cj0KCQiA5NSdBhDfARIsALzs2EBK02Xc08NNlUimGpm1L2lNgbqJNl_AyTS_FoQlmyyUiWmn_B_2qVIaAuQSEALw_wcB


〔 ミントとりんごのスコーン 〕

冒頭で、淡路島には
美味しいものがたくさんある。

とお伝えしましたが

そんなこの島で
年間200種近い固定種野菜とハーブ、
スパイスを栽培されている方がいます。

それが〝うかspice+〟さん。

肥料も、農薬も
除草剤も使わない
「自然栽培」という栽培方法で
力強い植物を育てられています。

実は、ずっと使用したいけれど
アレンジの思いつかなかった
〝ミント〟を冬便に使用しております。

植物たちと会話をする

目に見えないもの。

「第六感」
これをきっと私たちと同じで
植物たちも感じていると思う。

だから、
〝育てる側の心〟を大切にしています。
とお話をされていました。

整った心と身体で
畑の野菜、植物たち
果物、ハーブと接するようにしている。

その気持ちが
味として、表現されていく。

お料理を作る時も
人と話す時も
何かを贈る時も

そこへ気持ちが入り込むと
伝わるものがある。

きっと皆さんも
そんな体験をされたことが
あると思います。

植物は、喋れないけれど
植物たちの心を読み取れるように
会話するようにしているそうです。

常に細かく観察して
気持ちを込めてつくることで
おいしいものが育つ。

「生きていく中で一番大切なことって
 自分が一番いいコンディションでいること
 じゃないですか?」

「一人一人が
 食べたあとで、ほっとしたり
 癒されたり、笑顔になったり
 そんなシーンをハーブを通して届けられたら
 と思ってつくっています」と。

実際、育てる人によって
同じ株や種を使用していても
見た目も異なって育っていくそうです。

不思議ですよね。

よりそれぞれのハーブの
個性が活きていくようにと
日々おまじないをかけながら
植物たちと会話をしていくのです。

〝ミント〟

そんな子育てをするように
愛を注いできたハーブやお花
その子たちから採れるスパイスを

季節にそって組み合わせ
スコーンにすることにしました。

ハーブたちを
どのように使うか
どれぐらい使うか
それぞれの使い方と量が毎回の課題。

ハーブ好きな方にはもちろん
ハーブやスパイスが少し苦手…
食わず嫌いで…

という方にも
クセになって
パクパク食べてしまうような味にしたく

何度も試作を繰り返し
絶妙に美味しいバランスに仕上げております。

実は、以前より入れすぎると刺激が強く
少量だと感じ難い
ミントに合わせる素材として

やさしい甘さと
まろやかさがあり
隠し味などでもよく使用される
りんごを組み合わせることにしました。

ミントが主役ですので
りんごは主張しすぎないよう

刻んで、柔らかくなるまで
お砂糖とソテーして
食べた時に一体感が出るよう
下ごしらえをしておきます。

ドライミントをパウダー状にし
そのりんごと一緒に生地に練り込みます。

仕上げにりんごを
上に飾って焼き上げています。

ミントのクセになる清涼感と
その奥にあるコクとウマみを感じる
新しいスコーンです。

⚪︎ミント

効能・作用
・リラックス効果
・便秘解消
・口臭予防
・冷え性改善
・美容効果
・ストレス軽減

ミントは約100種以上も存在する
非常に種類の多いハーブなのですが
その中でも代表的であるのが

「ペパーミント」と
「スペアミント」です。

ソフトな清涼感で
きつすぎない香りのスペアミントは
さまざまなお料理に使用され
少し甘味と苦味を持ったミントです。

スペアミントの葉は、
槍(=スペア)の先のような
楕円形をしており
それが名前の由来と言われています。

さて、次回の春便は
どんなハーブたちが選ばれるのか。

その季節ごとに
旬のハーブやお花、スパイスを変えて
お届けできればと思っております。

その時々の島の香りを
お楽しみくださいませ。

————————————————-
うかspice+
HP : https://ukaspice.com
Instagram : https://www.instagram.com/uka_spice/


素材へのこだわり

主の食材だけでなく
マフィンを構成する素材にも
島の恵みやこだわりの食材を使用しています。

牛乳は、淡路島牛乳を。
淡路島の豊かな自然環境で育った

乳脂肪が3.5%以上の
乳牛から酪農家が搾った
新鮮で良質な原乳のみを使用しております。

また搾乳から生産までを
最短時間で処理しているため
牛乳本来のまろやかな甘みと豊かなコクが
特徴の新鮮で美味しい牛乳です。

卵は、淡路島・北坂養鶏場のもの。
日本でたった6%しかいない
「純国産鶏」の新鮮な卵を
養鶏場から直送して頂いています。

小麦粉は、
北海道産のものを使用。

丁寧にふるいにかけることで
なめらかな仕上がりになるのです。

全てが、絶妙な分量で重なり
おおきくて、あたたかな
こぞらのマフィンができあがるのです。


販売とご注意

【オンライン限定商品】
冬便は、1/8(日)・1/22(日)の
17:00に発売いたします。
次回、春便は、4月に発売予定です。

・花柚子と白餡のマフィン
・高原いちごのマフィン
・ジンジャーチャイマフィン
・完熟レモンスコーン
・ミントとりんごのスコーン

焼菓子5点セット
(マフィン3点+スコーン2点)

※5点入りの箱にお入れしてお届けいたします。

お届けは、ご注文された週の金曜日に発送し
土曜日着でお手配いたします。

※地域によっては、日曜到着となります。
※時間のご指定は可能ですが、
日の設定はできかねます。

お一人様、2点まででお願いいたします。

5点セットの中身の種類はお選びいただけません。
※季節によって、種類が変更します。

こぞらのおやつセット(3・5・8個セット)と同時注文可能です。
この場合、冷蔵か冷凍かを同じものを選択してください。
※別の表記でご注文いただいた場合、賞味期限を考慮し、
冷凍便でお届けします。
※もちろん、雑貨との同時購入も可能です。


商品について

*お客様のご都合による返品・交換はお受けできません。
*商品に不備があった場合は、商品到着後3日以内にご連絡ください。
 返品・交換のご案内をさせて頂きます。(こぞら荘 0799-70-4582)
*送料は別途発生いたしますが、
 チルド代金は商品代に含まれております。


保存とお召し上がり方について

保存について

*個包装フィルムのまま、冷蔵・冷凍で保存ができます。
 冷蔵庫で2日。冷凍庫で1ヶ月程度が目安です。

*乳製品や卵などを使用しておりますので、お取り扱いにはご注意願います。

冷蔵の場合

*マフィンのフィルムを剥がし、
 ラップに包んで電子レンジ500Wで20〜30秒ほど温めてください。
 触れるとほんのり温かいくらいがおすすめです。
 種類によって若干違ってきますので、手で確かめながら微調整をお願いします。

*スコーンの場合は、電子レンジ500Wで20秒ほど温めた後、
 トースターで1分程度焼くと美味しくお召し上がりいただけます。

*冷蔵庫から出してすぐは生地がやや硬くなりますので、
 30分ほど常温に戻すか、温めてお召し上がりください。

冷凍の場合

*凍ったままのマフィンのフィルムを剥がし、
 ラップに包んで電子レンジ500Wで50秒ほど温めてください。
 種類によって若干違ってきますので、手で確かめながら微調整をお願いします。

*自然解凍(2〜3時間ほど)でも美味しくお召し上がりいただけます。
 直射日光を避けて解凍し、夏場は冷蔵庫に入れて半日ほど解凍するか、
 レンジでの解凍をお願いします。

*スコーンの場合は、電子レンジ500Wで40秒ほど温めた後、
 トースターで1分程度焼くと美味しくお召し上がりいただけます。

*自然解凍(2〜3時間ほど)の場合は、
 解凍後にトースターだけでも美味しくお召し上がりいただけます。

島のお便り -2022冬便-

カテゴリー

MAFFIN&SCONE

こぞらのおやつ

INTERIOR& STATIONARY

インテリア&文具

DINING

ダイニング用品

ORIGINAL

KOZORASOUオリジナル

KITCHEN

キッチン用品

FASHION ACCESORIES

ファッション小物

FOOD

食品